契約期間の縛りがなく、違約金がない光回線とは?

光回線

人間の行動傾向として、知っている・見かけた・認識している経験が、ある事やある人の方が、好感を持ちやすい特性が有ると言われています。

選挙で候補者が名前を連呼したり、ポスターを貼る・多くの有権者に接触したりするのは、この特性を知っているからです。

もちろん選挙で大切な一票を行使することも大事ですが、お金の絡む事は慎重に、知名度だけで無く、冷静に見極めたいところです。光回線を選ぶのは単純な物販購入とは異なり、長期間に渡ってお金が絡んできます。

月額費用の差は、期間が長くなるほど積み重なって大きな金額になりますし、引っ越し等の都合によって解約する場合は、期間によって違約金や撤去費用など、多額の負担になる事があります。

長期間に渡ってサービスを受けるなら、やはり大手が安心ですが、調べてみても契約期間の縛りと違約金がある光回線が大半です。

違約金や縛りの本質を解説しながら、安心して利用出来る大手の光回線で、契約期間の縛りが無く、違約金が無いサービスをご案内します。

携帯電話は月額料金と縛り撤廃に向けメスが入る

2021年9月9日に、菅義偉首相は事実上の退任会見を行いました。期間中の政権運営の実績を次々に述べる姿に対して、ツイッター上では自画自賛との声が多く挙がりました。しかし、他のことはともかく、携帯電話料金の値下げについては確実に実績をあげたと評価出来ます。

その直前の9月6日には、菅義偉事務所スタッフが運営する自身のツイッター上で、「携帯電話料金の引き下げ」というタイトルのグラフ画像を投稿しています。

主旨としては世界主要都市のスマートフォン月額料金を、4GのMNOシェア1位(実質docomoの事ですね)のデータ容量月20GBを比較したもので、その中で一際目立つのは「東京」の料金が、8,175円から2,973円と大幅に下がっている事と共に、昨年に比べて半額以下のプランが提供されるようになりました。とコメントしています。

グラフに出てくる金額は、ほぼdocomoのオンラインプラン「ahamo」の事なのは容易に想像が付きます。世界的な比較基準に20GBが有る前提で、政府からの圧力からで誕生したと言える少々歪なプランですが、auが「povo」・SoftBankが「LINEMO」という同タイプのプランで追従したことは、携帯電話料金プランを大きな転換期に導く事になっています。

菅義偉氏が蒔いた種は、枯れずにその後も波紋を広げています。各社横並びだったオンライン専用新プランですが、LINEMOはワンプランだった20GBに加えて、小容量の3GBプランを安価にリリースして、povoは更に一歩踏み込んだ基本料0円からスタート出来る、povo2.0を2021年9月下旬から開始する予定です。

月額料金を下げるだけでなく、消費者のために、携帯電話会社のビジネスモデルの象徴とも言える「縛り」に対して、メスを入れたことも大きな功績です。

現在(2021年9月時点)で設定されている携帯電話会社の違約金は、SoftBankと楽天モバイルは違約金の設定自体を無くしていて、docomoとKDDI(au)は、それまで概ね1万円前後だった違約金を1,000円にしています。

縛りは通信業界だけ?

携帯電話の世界では、「縛り」が大幅に縮小するか無くなってきましたが、なにも縛りがあるのは、携帯電話会社特有の事例ではありません。

通信業界以外の縛り

家庭で美味しい水が手軽に利用出来て、お湯も出てくるウォーターサーバーが人気で、多くの企業がサービスを行っています。

中には縛りの無いサービスも有りますが、多くのウォーターサーバーには「縛り」が有り、契約期間は1年から3年程度のところが多く、それに伴う違約金は10,000円から20,000円程度が相場になっています。

企業活動をする上で、長期間の契約に伴う支払いの約束は経営を安定させて、多くのメリットが有ります。最近の低金利下では話題になることも少ないですが、定期預金は預ける期間によって金利が変わってきます。長期間預けて触らない預金者には、より多くのメリットが有る様になっています。

また、サービスを提供する側から見れば、新規顧客の獲得には多大のコストが掛かり、既存の顧客の利用期間を少しでも長期にしたい、一旦契約者になった顧客を他に流出させたくない思いが「縛り」に繋がっています。

固定電話加入権

携帯電話の普及により、固定電話の加入者数は減っています。この固定電話の利用には、「施設設置負担金」と呼ばれる利用出来る権利が必要です。

NTTとして民営化される遙か前に、日本電信電話公社として独占的に電話回線を整備するための費用負担が「施設設置負担金」です。

1951年当時、装置料4,000円に加えて電話設備費負担金は30,000円に設定されていて、その後は設備料として一本化されて、1976年の価格では80,000円になっています。

この金額は当時の価値ではかなりの高額であり、債権とは違って権利を返却しても返金されない事から、ユーザーの大きな負担になった事は間違いありません。

日本中に電話線を張り巡らして、要所要所に交換機を配するためには、莫大な資本が必要になる事を理由に、容認されていたと考えられますが、冷静に考えれば現代の「縛り」が可愛く思えるほど、辛辣な次元の違う内容です。

既に固定電話網は完成してる事から、現在は廃止が検討されていますし、値下げもされていますが、36,000円ほどの施設負担金が今も存在しています。

インターネット通信回線契約に注目し始めた総務省

固定電話の敷設された時代とは、時代が違う!と一刀両断で、携帯電話会社の縛りは事実上亡きモノにされましたが、全国にアンテナ基地局を隈無く配して整備する事も、莫大な費用が掛かるのは確かで、携帯電話会社側から見れば理不尽とも言えますね。

光回線を敷設するのにも、膨大な資本が必要になります。接続業者プロバイダも、会員数に応じて設備を増強する必要が有り、安定的に資本投下をするためには、一定の縛りは容認されてきました。しかし、携帯電話を切った返す刀で、今度はインターネット回線に注力する総務省の動きが顕著になってきています。

2021年7月12日に開かれた、「携帯電話やインターネットの回線契約で消費者を保護する取り組みを議論する有識者会議」では、携帯電話以外に、インターネットの回線契約にも触れられていています。

その時の内容に関しては、総務省が「 消費者保護ルールの在り方に関する検討会13 報告書 2021(案)」として公表しています。

その内容は、インターネットの重要性が高まる中で、契約を結んだり解約したりする手続きが分かりやすくなるよう、省令を改正し制度を見直す提言がなされています。

その主旨として、数年ごとに設けられている更新期間以外の解約で違約金が発生する「縛り」を廃止して、現在は数万円かかっている違約金を、1ヵ月程度の概ね5,000円辺りにすることが望ましいとしています。

インターネット回線の違約金は?

先に出た、答申の検討材料元になったと思われる資料は、2020年7月31日に総務省が発表した参考資料(固定通信に関する事項)にあると考えられます。

 

出典:総務省

人気の有る光回線を中心に、詳細を見てみましょう。

戸建て 月額マンション 月額契約期間途中解約の違約金
OCN光5,610円3,960円2年11,000円(不課税)
@TCOMヒカリ5,610円4,180円2年13,200円
ソフトバンク光5,720円4,180円2年10,450円
楽天ひかり5,280円4,180円3年10,450円
ビッグローブ光5,478円4,378円3年11,900円(不課税)
ニフティ光5,720円4,378円2年10,450円
ドコモ光5,720円(タイプA)
5,940円(タイプB)
4,400円(タイプA)
4,620円(タイプB)
2年戸建て14,300円
マンション8,800円
So-net光プラス6,138円4,928円3年20,000円(不課税)
NURO 光5,200円5,200円2年10,450円+撤去費
auひかり5,610円4,180円(V16)戸建て3年
マンション
最低6ヵ月利用
戸建て
16,500円+撤去費
マンション
残期間料金
フレッツ光4,730円~
(+別途プロバイダ)
3,135円~
(+別途プロバイダ)
2年戸建て11,000円
マンション7,700円

 

期間とすれば2年から3年程度の最低契約期間「縛り」が有り、違約金は10,000円から20,000円程度になっています。

契約終了時には、違約金だけで無く撤去費用が掛かるケースもあります。撤去工事の費用は、設置場所やサービスにより異なりケースバイケースですが、概ねの相場としては1万円から2万円程度です。

NTT東西の、光ファイバーケーブル回線「フレッツ光」と、フレッツ光を利用した「光コラボ」では撤去費用は掛かりませんが、他の回線では掛かる事が多くなっています。

前述の資料とほぼ同時期の2020年6月5日に総務省が発表した、電気通信市場の分析結果(利用者アンケート結果)に、総務省が懸念材料とした根拠が出てきます。

出典:総務省

このデータでは、光回線を利用するユーザーの半数以上が、「期間縛りを把握しないで契約している」「期間縛りを理解していない」結果が出ています。

これでは、多くのユーザーが光回線の乗り換えを検討した時に、不利益を被り、乗り換えを諦める事に繋がり、市場は不健全で競争が起きずに硬直化してしまう!と、携帯電話の縛りと同様の発信に繋がっています。

しかし、このデータで注目するのは、「期間縛りを把握していて、いつでも違約金無く解約できるプランに加入している」と回答した契約者が、10人に一人程度の割合でいることです。NTT東西(光コラボを含むフレッツ光回線利用者)では、13.3%がハッキリと縛りが無い事を認識して加入しているという事です。政府の懸念を先取りしたようなサービスが有り、それを見極めて契約しているユーザーが少なからず存在するということになります。

縛りが無く違約金が無い光回線?

先ほど見た総務省の見解では、殆どの光回線での縛りを認めていましたし、人気の回線一覧を見ても、期間縛りと、それに伴う違約金が確認出来ます。

全体の10%以上の契約者が実際に契約している、縛りの無い光回線はどこにあるのか?

答えは、実は簡単な話です。

データでは10%前後に留まっていますが、実際は契約詳細を把握していないユーザーの中にも一定数は必ず居て、もっと大きなパーセンテージに確実になります。

一般的に広く告知している月額料金は、消費者に少しでも安価なイメージを持って貰う必要が有ります。契約期間の縛りと違約金を設けていないプランを設定していても、縛り有りプランと比較すれば月額料金が高くなるため、前面に押し出してはいません。

具体的に見ていきましょう。

 

○ドコモ光

月額料金
戸建てマンション
ドコモ光(縛りなしプラン)7,370円5,500円
ドコモ光5,720円(タイプA)
5,940円(タイプB)
4,400円(タイプA)
4,620円(タイプB)

 

○OCN光

月額料金
戸建てマンション
OCN光(縛り無しプラン)6,820円5,170円
OCN光5,610円3,960円

 

○ソフトバンク光

月額料金
戸建てマンション
ソフトバンク光(縛りなしプラン)6,930円5,390円
ソフトバンク光5,720円4,180円

 

○auひかり

月額料金
戸建てマンション
auひかり(縛りなしプラン)6,930円4,180円
auひかり5,610円4,180円(V16)

 

○NURO光

月額料金
戸建てマンション
NURO光(縛りなしプラン)7,836円7,836円
NURO 光5,200円5,200円

 

フレッツ光回線は日本中に敷設されていてエリアを選ばず、多くのマンション集合住宅にも引き込まれています。

フレッツ光を利用する光コラボが、個人契約では最も契約者が多く主流になっています。

同じフレッツ光回線を利用する接続業者プロバイダは数多く有りますが、適切な設備投資をする・トラブル時のサポート体制等、安心して使う事を考えれば大手を選択する事が最善手です。

価格表の中では、上から3つ「ドコモ光」「OCN光」「ソフトバンク光」になりますが、縛りが無く違約金の無いプランの価格は、有るプランに対して歴然とした差が存在します。

縛りがあるのは精神的なストレスと感じる方は意外と多く、直ぐにではなくても、いずれ引っ越す可能性が有る方も、縛り無しプランで契約する方が安心です。

フレッツ光を敷設して、資本も技術も大きなバックボーンの有るNTTグループの光サービスは、「ドコモ光」「OCN光」だけではありません。

他にも、ぷらら光(株式会社NTTぷらら)、InfoSphere(法人向けのみ、NTTPCコミュニケーションズ)、WAKWAK(NTT-ME)、mopera U「フレッツ」コース(NTTドコモ)などが有ります。

ここで注目するのは、「ぷらら光」です。NTTグループでありながら、ぷらら光は、契約期間の縛り・違約金を設けたプランを設定していません

もっとも、シンプルなプランであっても、各社の縛り無しプランに近い価格なら注目しません。ぷらら光の月額料金は以下です。

月額料金
戸建てマンション
ぷらら光5,280円3,960円

 

実際の価格で比較してみれば、契約期間の縛りや違約金を設けたプランと、遜色ない安価な価格で提供しています。

知名度では「OCN」や「SoftBank」に劣っているため目立ちませんが、実際の光回線契約者数のシェアでは3位につけていて、多くの賢いユーザーに選ばれています。

 

(出典:MMRI

ぷらら光が選ばれる理由

ぷらら光は期間の縛りが無く、違約金が無く、解約時の撤去工事費も費用請求が無いのに、月額費用が安い事は大きなメリットですが、縛り契約を把握していないユーザーも多く、それだけがメリットでは、これほど人気を集める光回線にはなっていません。

縛りを気にするユーザー・引っ越しが考えられるユーザーだけでなく、沢山のユーザーに支持される理由が他にも沢山有ります。

NTTグループの技術力・資本力・サポート力・バックボーンによる安心感も大きな要素です。それに加えた選ばれる魅力の詳細を、見ていきましょう。

次世代規格のIPv6 IPoEに対応

回線品質や速度は、実際に利用するのに大切な要素です。

IPv6 IPoEとは?

ぷらら光は、次世代規格のIPv6 IPoE「ぷららV6エクスプレス」が標準対応です。

(出典:NTTPC公式サイト

 

従来からある通信方式は、PPPoEです。

PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略で、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させたものです。

これに対し、新しい通信方式が、IPoEです。

IPoE は、IP over Ethernetの略で、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を前提として構築されています。

同じ回線を使っても、理論上の通信速度はPPPoEよりもIPoEの方が、10倍速くなります。

従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式がもたらす、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっている状態を、次世代規格のIPv6 IPoEを使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。

実際の回線速度の差

ぷらら光は、フレッツ光回線を利用しています。

みんなのネット回線速度にある、直近3ヶ月に計測された43,219件のPPPoE方式のフレッツ光回線、168,955件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。

 

PPPoE方式のフレッツ光回線の平均値

平均Ping値: 35.36ms

平均ダウンロード速度: 182.59Mbps

平均アップロード速度: 171.52Mbps

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これだけ数値が変わります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

IPoE方式のフレッツ光回線の平均値

平均Ping値: 25.78ms

平均ダウンロード速度: 322.87Mbps

平均アップロード速度: 217.81Mbps

 

技術力に裏付けされた、安定した回線品質が「ぷらら光」が選ばれる理由の一つです。

WiFiルーターのレンタルが標準装備

前述の新世代技術「ぷららV6エクスプレス」に対応したWiFiルーターのレンタル料が、無料です。対応ルーターを探して入手する手間も費用も掛からず、誰でも新技術を簡単に享受出来ます。

(申し込み後にマイページから申し込むと、自宅に発送されます)

 

このルーターは、Wi-Fiを飛ばす機能を当然備えていて、安定した光回線を利用したWi-Fi接続が使えるので、タブレットやゲーム機、スマートフォン等を快適に利用出来ます。

ひかりTV

本格的な視聴には専用のチューナーが必要ですが、「ひかりTVエントリープラン」が無料で使えます。

映画・ドラマ・アニメなど幅広いジャンルで、20,000本以上のビデオ作品が見放題です。

スマートフォン・タブレット・パソコンで、視聴することが出来ます。

 

地上デジタル放送・BSデジタル放送・BS4Kデジタル放送の他、幅広いチャンネルに対応した「ひかりTV」の月額料金から、毎月660円の割引きが受けられます。

インターネットとの合計料金で割引き後は、マンション集合住宅では4,950円から・戸建てでは6,270円から利用する事が出来ます。

 

ぷらら光 キャンペーン一覧
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