フレッツ光とぷらら光を比較!契約するならどっちがお得?

光回線

携帯電話スマートフォンの通信会社を選ぶのは、それほど難しい事ではありません。

新規参入した楽天モバイルは、まだアンテナを日本中に建設している過程にありますから別としても、長年信頼のある3大キャリア(docomo・au・SoftBank)なら、どの会社を選んでも、日本中何処でも多くのエリアで繋がりますし、月額料金も殆ど横並びで大きな違いはありません。

若い世代の方なら、親が使っているのと同じ会社を、社会人になっても使い続けている事も多いでしょう。たまたま生活圏の近くにショップが有った事が理由の方も多いと思います。

価格に対して敏感で、オンラインのみで契約する・リアルショップが無くても問題の無いユーザーなら、2021年春から登場したキャリアのオンライン専用新プランか、格安SIMを選択すれば良く、それほど迷ったり悩んだりする事は有りません。

契約の内容もどんどんシンプルに解りやすく変わってきていて、以前は大きな制約になっていた「縛り」制度も、SIMロックの撤廃や契約期間の違約金撤廃等、視界は一層良好になっています。

比較して、光回線は解りにくい世界です。

「フレッツ光」と「光コラボ」、何だかよく解らないし、他にも「ドコモ光」だとか「ぷらら光」だとか・・・光回線っていうのは、どうしてこれほど沢山の会社があるの?

と、真剣に検討すればするほど頭が痛くなります。

光回線では、携帯電話では無くなってきている期間契約の「縛り」や、それに伴う違約金制度も、多くのサービスでは依然として存在しています。

光回線を契約する基本からご説明しながら、「フレッツ光」と、ぷらら光の様な「光コラボ」は、どちらがお得なのか?まで解説します。

光回線とは?

一般的に光回線と言われているのは、正確にはFTTH(Fiber To The Home)という通信サービスです。

ガラス繊維で出来ている、光ファイバーケーブルを使った通信回線で、従来の銅線と比較して、より多くのデータを、距離による毀損が無いまま、やりとりが可能な最も速い通信回線です。

それまで無かった回線を全国に敷設することには、莫大な資本はもちろんですが、重要なのは電柱が必要な事です。そのため、実際に光ファイバーケーブルの敷設は、NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)で大半を占めています。

電力会社やケーブルテレビは、持っている電柱のエリアが限られるため、光ファイバーケーブルを敷設するエリアも地域限定になります。

電話線を全国に張り巡らせているNTTが、唯一全国に光ファイバーケーブルの設置を行っています。

3大キャリアでは、自社の契約者に光回線の売り込みに余念がありません。しかし、auでは自社回線も一部で敷設していますが、SoftBankはNTTの敷設した光回線を利用しています。

このNTTが敷設した光回線が、「フレッツ光」です。

光回線サービスを行っている会社は、数多く有ると思いがちですが、実際に敷設されている光回線は、それほど多くありません。

ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2020年9月発表のデータによれば(下図の左側の円グラフです)全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)であり、そのシェアは半数を大きく超える7割弱に達しています。

(出典:MM総研

グラフ中のその他は、限られたエリアでのサービス展開です。

KDDI(au)もNTTグループに続くシェアですが、実際に施設した光ファイバーケーブルのエリアは限られていて、大半のエリアはNTTの光ファイバーケーブルを使用していて、「ダークファイバー」と呼ばれる、NTTで使われていない部分を利用しています。

NURO光を売り出し中のソニーネットワークコミュニケーションズも、KDDIと同様にNTTの敷設した光ファイバーケーブルで、ダークファイバーを利用しています。

NTTの光回線を利用していても、ダークファイバーを利用している回線は、一般的にフレッツ光を使用しているとは言いません。後ほど紹介する「光コラボ」のサービスも提供していません。

日本中にいち早く光回線を敷設したNTT東西の回線「フレッツ光」は、日本中何処でも最も導入しやすい光回線で、マンションや集合住宅では、建物に回線が引き込まれている光回線しか原則として利用出来ませんが、多くのマンションで最も導入されているのは「フレッツ光」です。

フレッツ光のエリアを確認

殆どの地域はカバーされていますが、念のため対象エリアになっているか確認しましょう。

お住まいの住所によって、検索するサイトが変わります。

NTT西日本エリア

富山県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県

NTT東日本エリア

北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 東京都 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 新潟県 / 長野県

NTT西日本 対象エリア検索

NTT東日本 対象エリア検索

プロバイダとは?

光回線でインターネットを利用するためには、「フレッツ光」と契約するだけでは使えません。別にプロバイダと呼ばれる、接続業者との契約が有って初めて利用できる様になります。

同じ光回線「フレッツ光」を使っても、プロバイダによって通信品質・通信速度は変わってきます。契約者が多くなっても、数に見合った設備投資をしなければ、回線品質は低下してしまいます。最新の技術を投入して回線品質を維持・向上するためには、それを実現するための資本も必要になります。最も資本力と技術力が有るのはNTT東西である事は明快ですが、NTT東西は直接プロバイダ業務を行っていません。しかし、NTTグループ企業はプロバイダ業務を行っており、余すところなく技術と資本が投入されています。

光回線の契約形態

光回線サービスが始まった当初は、「フレッツ光」の回線利用費をNTT東日本・西日本に支払い、接続料をプロバイダへ支払う事が一般的でした。

出典:NTT西日本*一部改変

ユーザーにとっては、「フレッツ光」+「プロバイダ契約」と2箇所で契約を結んで、月額料金も別々に支払う必要があります。

トラブルが発生した時や、要望を伝えたくても窓口が二箇所あるのは、ユーザーにとってデメリットが大きく、ワンストップで契約支払いが出来るシステムを望む声が大きくなってきました。

光回線をユーザーとの直接契約を結ぶシェアが、巨大企業NTTの独占状態になれば、「競争原理が働かなくなり、普及が加速しない」と考えた総務省の意向も有り、NTT東西は、フレッツ光回線の卸業務の移行へと方向転換をします。

NTTは光回線の卸事業へ注力して、卸し提供を受けたプロバイダを中心とした事業者が、プロバイダ機能と回線をワンセットにしたサービスを提供する「光コラボ」が、2015年2月から開始されました。

出典:NTT西日本*一部改変

現在個人の契約の主流は「光コラボ」で、光コラボの提供業者の数だけ、光回線サービスが有る状態になっている事が、消費者から見れば、多くの光回線が乱立している様にも見える原因です。プロバイダ業務を行っている事業者だけでなく、別業種からの参入も可能なため一時的にサービス提供者の数は増えましたが、現在では淘汰が進み比較的落ち着いています。

ネット社会では悪い噂が広がるのが早く、技術力・資本力の無い事業者は事業継続が出来なかった事が主な理由です。背負っている看板が大きいほど、そのブランドイメージを大切にすることから、大手との契約が安心です。NTTグループは資本力だけで無く、世界有数の技術力を備えていてオススメです。

なぜ?「光コラボ」が光回線契約の主流になっているのか?

「フレッツ光+プロバイダ」で光回線を利用しても、同じプロバイダが提供する「光コラボ」を利用しても、基本的には契約形態が異なるだけで、回線品質には差が有りません。

「光コラボ」にする事で契約が1箇所で済み、支払いやトラブル時の窓口が一つで済む利便性とは別に、「光コラボ」が個人契約で主流になっているのは、支払い月額料金が安くなることが大きな理由です。

人気の光回線サービスを具体的に比較する前に、基本的な事をお話しします。

一戸建てか?マンション集合住宅か?で料金は異なる

同じ光回線サービスでも、導入する建物が一戸建ての場合とマンション集合住宅では、月額料金が異なるケースが殆どです。

理由としては、戸建ての場合直接光回線を引き込みますが、マンション集合住宅の場合は共有スペースに引き込んだ後、複数の住居に供給出来る効率の違いがあります。各戸への配線内容によっても通信品質は変わる事があり、月額料金に反映される事が多くなっています。

フレッツ光の料金は、NTT東西で異なる

全国的に展開しているNTTの光回線サービスですが、東日本と西日本で別会社になっています。

1985年に民営化されて、公正な競争に関する政策的な議論を経る中で、1999年にNTTは持ち株会社となり、具体的な事業は、業務区域で分けたNTT東日本(西日本電信電話)とNTT西日本(西日本電信電話)に分社化されています。

同じ「フレッツ光」のサービスを行っても、別会社である事から料金が異なっています。

フレッツ光 東日本 マンション月額料金3,355円     戸建て月額料金5,170円

フレッツ光 西日本 マンション月額料金3,135円     戸建て月額料金4,730円

「フレッツ光+プロバイダ」と「光コラボ」を比較

人気の光回線、具体的な価格を比較して見ていきましょう。

OCN光ビッグローブ光So-net光プラスぷらら光
光コラボマンション 月額3,960円4,378円4,928円3,960円
戸建て 月額5,610円5,478円6,138円5,280円
フレッツ光
+プロバイダ
プロバイダ料金1,210円1,100円1,100円1,100円
東日本マンション
月額計
4,565円4,455円4,455円4,455円
西日本マンション
月額計
4,345円4,235円4,235円4,235円
東日本戸建て
月額計
6,380円6,270円6,270円6,270円
西日本戸建て
月額計
5,940円5,830円5,830円5,830円

 

たとえば、「フレッツ光(光回線)+ぷらら光(プロバイダ契約)」では、東日本エリアでマンションお住まいの場合には、月額4,455円が支払い額合計になりますが、「ぷらら光(光コラボ契約)」では月額3,960円が支払い額になります。

先ほどからお話ししているように、回線品質に差違はありませんから、「フレッツ光+プロバイダ」よりも「光コラボ」の方に価格メリットが有るため、「光コラボ」で契約するユーザーが圧倒的に多くなっています。

現在の契約形態で「フレッツ光+プロバイダ」は有りますが、法人契約が中心になっています。メリットとしては、固定IPの利用(社外から社内のサーバーにアクセスする場合や自社サーバーでホームページの構築等で使われます)・VPNの利用・(社外から社内ネットワークに安全に接続する)等が有りますが、個人利用では大半の方に必要の無い機能です。

携帯電話会社のセット割は?

契約している携帯電話ショップで光コラボを契約すると、「セット割」が適用されます。

確かに携帯電話料金は安くなりますが、キャリアの携帯電話料金は元々の料金が高いので、割引きを考慮しても、基本的にメリットが有りません。

光回線を自宅に導入した場合、自宅ではWi-Fi回線を利用するようになる事で、携帯電話会社の回線を使う月に使用するデータ量は外出時に限られ、小容量プランで運用する事が通信費全体を下げる効果が出ます。殆どの方が、月に3GB程度の容量で問題が無くなります。しかし、従来からある携帯ショップで提供される小容量プランでは、「セット割」を適用しても以下の価格になります。

スマホ容量月額料金セット割割引き後
ドコモ3GB4,565円550円4,015円
au4GB4,928円550円4,378円
SoftBank3GB5,478円1,100円4,378円

 

キャリア回線のオンライン専用プランに、小容量プランも登場していて、大きく価格が下がっています。(2021年9月現在docomoからは登場していません)

スマホ容量月額料金セット割割引き後
povo3GB990円0円990円
LINEMO3GB990円0円990円

 

「セット割」が無くても、明らかに価格メリットが有ります。

セット割が無い回線であれば、最も価格を含めてメリットの有る「光コラボ」を自由に選ぶことが出来ます。これらの新プランは契約の「縛り」が無く、期間を問わず自由に解約する事が出来ます。

では、具体的に人気の「光コラボ」を比較して見ていきましょう。

人気の光コラボを比較

マンション 月額戸建て 月額契約期間途中解約の違約金
OCN光3,960円5,610円2年11,000円
ソフトバンク光4,180円5,720円2年10,450円
@TCOMヒカリ4,180円5,610円2年13,200円
@nifty光4,378円5,720円3年22,000円
ビッグローブ光4,378円5,478円3年11,900円
So-net光プラス4,928円6,138円3年20,000円
ぷらら光3,960円5,280円無し無し

 

マンションでも戸建てでも、「ぷらら光」が最安値の「光コラボ」です。

NTTグループの株式会社NTTぷららがサービスを行う「ぷらら光」は、契約期間の縛り・違約金がありません。

契約期間の縛りは、期間を継続したら後はフリーになるわけでは無く、解約月と呼ばれる契約期間終了月前後に解約しなければ、その後も同じ期間で自動的に契約が継続されるシステムです。たとえば、同じNTTグループの「OCN光」を契約した場合、2年後の解約月に解約しなければ、自動的に2年間の新たな縛りが発生します。

「ぷらら光」は、解約時の撤去工事費用も掛かりません。将来的な転居が考えられるユーザーも、安心して利用出来ます。

「フレッツ光+プロバイダ」契約している方が「ぷらら光」に乗り換える

現在「フレッツ光+プロバイダ」契約をしている方は、「ぷらら光」に乗り換える事で、光回線料金が安くなります。

「フレッツ光+プロバイダ」契約の方がが、「光コラボ」へ乗り換える事を「転用」と呼びます。

出典:NTT東日本公式

フレッツ光回線をそのまま利用するので、それに伴う工事も基本的に必要ありません。

契約先が一箇所にまとまる事で、問い合わせ窓口が一本化出来て、月額料金も安くなります。

転用の手順

1.転用承認番号の収得を、フレッツ光を契約しているNTTに申し込む

2.乗り換える光コラボ事業者に「転用」として申し込む

3.転用手続き完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。

注意点としては、転用承認番号は15日間の有効期限があります。

光回線は「光コラボ」の「ぷらら光」がお得

ぷらら光は月額料金が割安でも、NTTグループの技術力・資本力・サポート力・バックボーンによる安心感が有り、自信を持ってオススメ出来ます。

オススメする理由は、縛りが無くて安価なだけでなく、他にもあります。

次世代規格のIPv6 IPoEに対応

回線品質や速度は、実際に利用するのに大切な要素です。

IPv6 IPoEとは?

ぷらら光は、次世代規格のIPv6 IPoE「ぷららV6エクスプレス」が標準対応です。

(出典:NTTPC公式サイト

従来からある通信方式は、PPPoEです。

PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略で、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させたものです。

これに対し、新しい通信方式が、IPoEです。

IPoE は、IP over Ethernetの略で、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を前提として構築されています。

同じ回線を使っても、理論上の通信速度はPPPoEよりもIPoEの方が、10倍速くなります。

従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式がもたらす、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっている状態を、次世代規格のIPv6 IPoEを使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。

実際の回線速度の差

ぷらら光は、フレッツ光回線を利用しています。

みんなのネット回線速度にある、直近3ヶ月に計測された43,219件のPPPoE方式のフレッツ光回線、168,955件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。

 

PPPoE方式のフレッツ光回線の平均値

平均Ping値: 35.36ms

平均ダウンロード速度: 182.59Mbps

平均アップロード速度: 171.52Mbps

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これだけ数値が変わります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

IPoE方式のフレッツ光回線の平均値

平均Ping値: 25.78ms

平均ダウンロード速度: 322.87Mbps

平均アップロード速度: 217.81Mbps

 

技術力に裏付けされた、安定した回線品質が「ぷらら光」が選ばれる理由の一つです。

WiFiルーターのレンタルが標準装備

前述の新世代技術「ぷららV6エクスプレス」に対応したWiFiルーターのレンタルが、無料で出来ます。

対応ルーターを探して入手する手間も費用も掛からず、誰でも新技術を簡単に享受出来ます。(申し込み後にマイページから申し込むと、自宅に発送されます)

このルーターは、Wi-Fiを飛ばす機能を当然備えていて、安定した光回線を利用したWi-Fi接続が使えるので、タブレットやゲーム機、スマートフォン等を快適に利用出来ます。

ひかりTV

本格的な視聴には専用のチューナーが必要ですが、「ひかりTVエントリープラン」が無料で使えます。

映画・ドラマ・アニメなど幅広いジャンルで、20,000本以上のビデオ作品がオンデマンドで見放題です。

スマートフォン・タブレット・パソコンで、視聴することが出来ます。

地上デジタル放送・BSデジタル放送・BS4Kデジタル放送の他、幅広いチャンネルに対応した「ひかりTV」の月額料金から、毎月660円の割引きが受けられます。

インターネットとの合計料金で割引き後は、マンション集合住宅では4,950円から・戸建てでは6,270円から利用する事が出来ます。

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